おいしたのし工芸カトラリー

多様で奥深い日本の食文化では食材、料理はもちろん、うつわや箸のような道具こそ心を配り、吟味して使い分ける文化としての豊かさがあります。食のおいしさと美しさをたのしむために、今の暮らしの機微に寄り添いながら選び抜いた色とりどりの多様なカトラリー。日々の何気ない食事をささやかに豊かにします。

口当たりがやわらかく、汚れも付きにくい琺瑯素材を用い、新たなスタンダードを目指したカトラリーを作りました。琺瑯のよさが引き立つなめらかなラインのデザインが特徴です。うつわや食材の色と調和し、食卓になじむ色を採用しました。
琺瑯は、金属素材の表面にガラス質の釉薬を高温で焼きつけたものです。コーティングされているため金気がなく、酸や塩分に強く、におい移りもしにくいのが特徴。日常のさまざまな食事に嬉しい機能性を備えています。

冷たい飲みものに涼を添えるガラスのマドラー。先端に付いたカラフルな色ガラスが、食卓に彩りを運んでくれます。
バーナーワークと呼ばれる技法で、職人が一つひとつ手作業で作っています。バーナーの炎で色ガラスを溶かしながら、透明なガラスの棒の先に一つずつ丁寧に接着していきます。

ブナの木地と漆、塗り分けの意匠で2つの表情が楽しめる小ぶりのスプーン。漆ならではの落ち着いた色合いと、なめらかな口当たりをお楽しみいただけます。
口に含む摩耗しやすい部分は、「本漆手塗の真塗り」技法で一つひとつ刷毛を使って仕上げました。漆の醍醐味ともいわれ、高級感のある仕上がりと優れた耐久性が特徴です。持ち手はブナの木地そのものの表情をお楽しみいただけます。下地が木のため熱が伝わりにくく、料理のおいしさをそのまま味わっていただけます。

その他様々なカトラリーが発売になりました。詳しくは中川政七商店公式HPをご覧下さい。